おっさんと子供の靴
バイクにナビを付けたいから、バイクショップに行ってる間に子供の面倒を見てほしい、という依頼
色々相談して、自宅からバイクで出発するので、おっさんは自宅から自転車に乗って、子供をおんぶ紐で背負って連れてきて!となった
バイク屋までは自転車で15分はかからない距離だが、道中に坂があるので、いい運動になりそうだ
出発するやいなや大泣きされたが声掛けしてあやしながら、途中の坂は自転車押して歩いて、なんとかバイクショップにたどり着いた
ショップの中では子供はご機嫌でした
でもまた帰る段になったら、おっさんに背負われるの嫌がって大泣き(汗
でもどうしようもないので、身をよじってる子を背負いながらきた道を戻る
泣き過ぎて嗚咽してる子供を背負って自転車漕ぐのは辛いものがある
何とか自宅にたどり着いて、気づくと子供の靴が片方脱げて無くなっている、落としたのだ
また道を戻って探すが、もう暗くなっていてよく見えない
歩道にはツツジのような植樹が続いていて、そこに紛れ込んだ可能性もあるから見落とさないようにチェックしなければならない
途中でたまたまホームセンターがあったので、そこでLED懐中電灯を買う
結局、探し始めて1時間以上たって、出発地点のバイク屋からわずか50mの歩道に、ポツネンと靴は落ちていた
『ついにっ!』という気持ちで一杯になった、よかった
ヘトヘトになったおっさんが帰宅したのち、ジャケットの背中部分に嗚咽した跡がカピカピに残されていたのは勲章と思うしかない