おっさんのディスパッチ

おっさんブログ


遡ること十数年前、とある渋谷の現場でシステム開発のプロジェクトに携わっていた
途中参加だったが既に火の車、両手の指の数にも満たないメンバーで毎晩終電、必死にスケジュール遅れを取り戻そうとしてた
あるコンピュータマシンから別のマシンへのソフトウェア移行
たまたまおっさんは両方のマシン経験があったため、数百本ある移行対象プログラムを、如何に効率的に変換するかのパターン解析を行い
問題箇所を分類してメンバーに作業割り振りをする役回りとなった
もともとは作業要員の一員として呼ばれただけだったが、解析能力を買われたわけだ
作業中に、ふとプロジェクトリーダーが私に言った
「鳥海さんはディスパッチャーになってるね!」と笑った
褒め言葉かどうかは分からなかったが気分は良かった

どこかのTVドラマみたいに「ディスパッ~チッ!」とサムアップすることは無かったが。